ラグビーW杯日本代表候補の山下裕史選手をご紹介

ラグビーワールドカップ2019は日本で開催されます。日本での開催は初ですし、アジアとしても初の記念すべき大会です。そんな大会を盛り上げる日本代表候補は現在42人まで絞られています。最終メンバー31人は8月末に発表される予定です。今回はその42人の中から日本代表としての実績がある山下裕史選手について詳しくご紹介しましょう。

山下裕史選手のプロフィールは?

まずは山下選手の簡単なプロフィールをご紹介しましょう。

生年月日:1986年1月1日

身長:183センチ

体重:120キロ

足のサイズ:29.5センチ

出身:大阪府四條畷市

所属チーム:神戸製鉄コベルコスティーラーズ

ポジション:プロップ

出身校:都島工業高校→京都産業大学

スーパーラグビー:8

日本代表キャップ:51(

愛称:ヤンブー

 

プロとして活躍するまで

山下選手は中学までは野球をしていたものの、都島工業高校に入学後ラグビーを始め、ラグビーのキャリアがスタートしました。その後スクラムの強い京都産業大学に入学し、2006年の第43回大学選手権ではベスト4を経験しました。当時は大学一の右PR(プロップ)とも言われていたそうです。

神戸製鉄コベルコスティーラーズに加入

大学卒業後の2008年、神戸製鉄コベルコスティーラーズに加入しました。すぐに3番を任されるようになり、2014年にはトップリーグでベスト15を受賞し、さらに2018年にはチームの15年ぶりのシーズン制覇に貢献した功績から2度目のベスト15を受賞しました。

日本代表としての活躍

U23代表、関西代表、日本代表と順調に実績を積み重ね、2009年のアジア5カ国対抗におけるカザフスタン戦が初のキャップ獲得試合となりました。

2012年に立ち上がったエディー・ジャパンでは常に召集がかかり、対ルーマニア戦ではスタメンとなり、主力選手の一人となりました。

2015年にはラグビーワールドカップの日本代表選手となり、全4試合に参加しました。歴史的勝利を挙げた南アフリカ戦でも後半から出場し、五郎丸選手のトライを導く活躍を見せました。海外の専門サイトは山下選手の活躍を評価し、予選プールのベスト15に選出しました。

その後2016年にはスーパーラグビーに参加するニュージーランドのチーム「チーフス」に参加し、さらに2019年にはスーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」に加入するなど、グローバルに活躍する選手です。

代表に選ばれない時期も

大学卒業後、神戸製鉄コベルコスティーラーズですぐに3番を任され、ワールドカップ2015では全4試合に出場する活躍ぶりを見せるなど順調にラグビー人生を送ってきたように見えますが、2016年から少し低迷期に入ります。

ワールドカップ直後は「純粋に疲れがあった」と本音をこぼし、スーパーラグビーの日本代表チームのサンウルブズには加入しませんでした。しかし、同じ年に日本人FWとして初めてニュージーランドのスーパーラグビーチームであるチーフスに加入します。

しかし、秋に新体制が始まると、同じポジションの若手が台頭してきたことから日本代表やサンウルブズに選ばれないことが続きました。この事実を受け止め、神戸製鉄コベルコスティーラーズで高いパフォーマンスを出すことを意識するようになると再び代表に選ばれ始め、今ではキャップは51となっています。

ラグビーワールドカップ2019で期待される山下選手の活躍は?

現時点でラグビーワールドカップ2019の日本代表候補に選ばれていますが、どのような活躍を期待されているのでしょうか?

やはりFWとしてスクラムでの活躍は外せないでしょう。予選プールの対戦相手や日程は既に決まっており、日本はロシア代表、アイルランド代表、サモア代表、スコットランド代表の4チームと対戦する予定です。どの相手も日本に比べて体格が良く、スクラムも非常に強いです。

2015年のワールドカップでエディー・ジャパンはセットプレーの強化に重点を置き、あの記憶に残る活躍に繋がりました。今回もまたセットプレーの成功率が重視されており、経験豊富な山下選手が代表として選出されたのも頷けます。

山下選手自身もスーパーラグビーでの経験が生きると考えているそうです。ただし、他に右PRの有力な候補がいることから、最終的に代表に残れるよう、努力していく姿勢も見せています。

 

まとめ

山下裕史選手は神戸製鉄コベルコスティーラーズ所属で、ワールドカップ2015に出場し、スーパーラグビーにニュージーランドと日本のチームでプレーしたこともある経験豊富な選手です。2016年以降は低迷も見られましたが、今回、ワールドカップの代表候補に選ばれ、最終候補に残れるよう、一試合一試合を大切にプレーすることで選ばれる自信を見せています。もしも最終候補の31人に残ることができれば、チームの勝利を導くキーマンとなるでしょう。 =

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